ユーザー心理を理解する!【Webマーケティングと心理④】

はじめに

こんにちは、内定者の浅羽です。前回は、心理学を用いて顧客の商品・サービスの購買意欲を高める方法をご紹介しました。もうすでに実践されて、効果を実感された方もいらっしゃるでしょうか?
今回も引き続き、心理学のマーケティングへの活用方法をお伝えしたいと思います。

1. 情報をわかりやすく伝えよう!【ストループ効果】

ストループ効果とは、意味の異なる刺激が同時に視界に入る時、情報を理解しづらくなってしまう現象のことです。
例として、下の言葉を読んでくださいと言われた時、皆さんはどのように感じるでしょうか?

赤色 黄色 青色

読もうとしたときに、読みづらさを感じなかったでしょうか。
言葉の示す色と、実際の文字の色がちぐはぐになっていると、脳が情報を処理するのに時間がかかってしまい、場合によってはストレスを感じることがお分かりいただけたと思います。

赤色 黄色 青色

というように、言葉の示す色と、実際の文字の色を統一した方が、一目で的確に情報を伝えることができます。

ウェブサイトを作る際も、全く同じことが言えます。

堅実な姿勢をキャッチコピーにしている会社がポップでカラフルなサイトを作っていたり、商品の安さをアピールしている文に、高級感のあふれるような演出の画像がついていたりしたら、ユーザーに正確に情報を伝えることができず、サイトへの信頼も失いかねません。

サイト内のどのコンテンツもきちんと整合性のある情報を提供しているか、自分達がユーザーに持ってほしいイメージと相違がないサイトになっているか確認してみてください。

2. 一つの画像でイメージチェンジ!【クレショフ効果】

クレショフ効果とは、前後のつながりに関連性を見出し、意味を解釈してしまう効果のことです。

無表情な男性の顔の画像を見せた後、戦争の写真を見せると、男性の顔は悲しみを表しているとの解釈が予想されますが、華やかなパーティーの写真を見せると、無関心さを表しているなどの解釈が予想されます。

同じ画像でも、前後のつながりによっては、全く違った雰囲気を作り出すことができるのです。

この効果を用い、例えばハムの宣伝をする際、もし、「高級感のあるハム」として売りたいときには、売り場の近くワインを置いたり、広告の画像で雰囲気の良いレストランを背景にしたりすると、高級なイメージを喚起することができます。
反対に、家のリビングで、食卓の上にハムがのせられている広告画像を作ると、「普段からよく食べる身近なハム」という印象を呼び起こすことができます。

3. 有言実行!【宣言効果】

宣言効果とは、自分や他者に対して目標を宣言する事で、達成率が上がる心理現象のことです

皆さんも。自分の目標を周囲に公表したら、やり遂げようという思いが強くなり、目標達成に向けて努力することができた、というような経験はありませんか?

この効果を使うと、人のやる気を引き出すことができます

例えば、ある健康食品で、「30日飲み続けたら10キロやせる」というキャッチコピーの商品があるとします。そして、これを購入した顧客に対し、数日ごとに目標体重の数値をメールで送るようにします。
これにより、顧客はキャッチコピーの「宣言」を思い出し、効果がきちんと実感できれば、より継続的に商品を利用してもらいやすくなります。

4. 客寄せが重要!【噴水効果(ファウンテン効果)】

噴水効果(ファウンテン効果)とは、入り口に魅力的なコンテンツを配置する事によって、多数の顧客が集まってくる効果のことです。

デパートが入り口に噴水を設置し、集客を行った事からこのように呼ばれています。

サイトで入り口にあたるのは、「トップページ」です。
中にどんなに魅力的なコンテンツを配置しても、入り口の印象が悪ければ、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。

初頭効果とも重なりますが、ユーザーにサイトを見てもらうためには、初めのページで興味を持ってもらえるようにすることが重要です。

5. 半分は多い?少ない?【リフレーミング】

リフレーミングとは、同じ数字であっても人によって受け取り方が違う現象のことです。

コップに半分水が入っているとき、半分「も」残っているとポジティブに考えるのか、半分「しか」残っていないとネガティブに考えるのかは、人の性格や文脈、状況によって異なってきます。

例えば、1000円という値段を、どんな表現をすれば安く捉えてもらえるか考えてみましょう。
「元値1万円の商品が、90%オフで1000円!」と言われればかなりお得な感じがしますし、人によっては「ランチと同じ値段!」と表現すれば、購買のハードルが下がるかもしれません。自分のターゲットが、何を指標にすれば購入をしてくれそうなのかを考えてみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、人が言葉や表現からそこにどのような意味を見出すのか、どういった形で物事を受け止めるのか、という認識論についての心理学をご紹介しました。言葉が与えるイメージを、独りよがりのものではなく、色々な立場の人を想定して工夫できるようになると良いですね。次回で、「マーケティングと心理学」についての記事は最終回となります。まだまだ新しい心理学の活用法をお伝えしますので、ぜひご参照ください!

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