WEB業界で求められる人材像「T型」「Π型」人材とは

こんにちは、WEBマーケティング事業部の難波です。

WEB業界に身を置いて日々痛感するのは、なんといっても「要求される知識の圧倒的総量」です。

どの業界についてもある程度同じことは当てはまるでしょうが、WEB業界はIOT(モノのインターネット)や機械学習、ディープラーニング、AI(人工知能)等の最新テクノロジーと近接する側面も少なくなく、知的水準が加速度的に高まっているように思われるのです。

今回は、そうした「WEB業界で求められる人材像」について述べてまいります。

 WEB業界で求められる人材像「T型」「Π型」人材とは

スペシャリスト(specialist)とゼネラリスト(generalist)

人材の区分けとして比較的よく言われれるのが、「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」です。

スペシャリスト → 特定の分野の専門家

ゼネラリスト → 広範囲の分野の知識を有する

といった意味合いで使用される用語です。

日本の大学教育は専門分野の習得を重視する傾向があり、リベラルアーツ(一般教養)を重視する欧米の大学に比べて、(悪い意味での)スペシャリストが育ちやすいといった批評がなされたりします(タコツボ化、縦割り構造)。

近年の学際化、知識・スキルの横断化の潮流を受け、上記のような日本の風土は見直されており、2020年以降、教育制度としても結実することが報じられております。

もっとも、欧米でもスペシャリストが軽んじられているわけではなく、結論、

スペシャリストかつゼネラリスト

を目指すことが重要といえます。

文字で表す人材像

こうした議論では、「たった1つの文字」を使った巧みな比喩が用いられております。

以下、順番に見てまいりましょう。

I型(あいがた)人材

まずは「I型人材」です。

二次元の横軸が「教養の幅」、縦軸が「教養の深さ」を表しているとします(以下、同様)。

I型人材の特徴は、

教養の幅 → 狭い

教養の深さ → 深い

であることがわかりますね。

いわゆる、「狭く深く」です。

特定分野についてひたすら掘り下げている専門家、すなわち、先に述べた「スペシャリスト」的存在です。

例)医師、大学教授、エンジニア等 

一型(いちがた)人材

二つ目は「一型人材」です。

一型人材の特徴は、

教養の幅 → 広い

教養の深さ → 浅い

であることがわかります。

いわゆる、「広く浅く」です。

広範囲の分野の知識を有する者、すなわち、先に述べた「ゼネラリスト」的存在です。

例)管理職、事務職員等

一昔前であれば、情報入手ルートが限られていたため、様々な情報への窓口となるゼネラリストの価値は高かったといえます。

しかし、Googleのような検索エンジン、インターネットが発達し、AI黎明期の現代においては、ゼネラリストのそうした役割は次第に価値を失っていくことが予想されます。

T字(てぃーじ)人材

三つ目は「T型人材」です。

T型人材の特徴は、

教養の幅 → 広い

教養の深さ → 特定の範囲で深い

であることがわかります。

「シングルメジャー(single major)」との別称も存在しています。

日本の大学教育は、受験した学部で事実上専攻が決定し、そこから逆算した教養課程を経ることになるため、教養の幅が制約されやすい仕組みになっております。

一方、世界最高峰の教育機関の多数を有するアメリカでは、高校までの期間と大学時代の初期にリベラルアーツを叩き込まれ、そこから医学や法学等の専門分野へ分化していきます。つまり、仕組み的にT型人材が育ちやすいのです。

T型人材育成の推進を明言しているスタンフォード大学のような教育機関も存在

WEB業界もまた、T型人材が育ちやすく、活躍しやすい風土と考えられます。下記のように、業務を行う上で必要な知識、スキルの分野が多く、非常に広域だからです。

マーケティング

ライティング

設計書(WF)作成

デザイン

コーディング

プログラミング言語(html、css、php、javascript等)

システム

ネットワーク

SEO対策

リスティング広告

アクセス解析

2017年現在、世界時価総額ランキング上位をアップル、アルファベット(Googleの持株会社)、マイクロソフト、Amazonといったアメリカ発のIT企業が占めていることは、決して偶然ではないでしょう。

出典)http://www.180.co.jp/world_etf_adr/adr/ranking.htm

日本においても、T字人材の底上げこそが肝要と思われます。

Π型(ぱいがた)人材

四つ目は、昨今登場した「Π型人材」です。

Π型人材の特徴は、

教養の幅 → 広い

教養の深さ → 特定の2つの範囲で深い

であることがわかります。

「ダブルメジャー(double major)」との別称も存在しています。

Π型はT型の発展形態です。

T型において掘り下げる範囲が一本に留まるのは、「広く深く」が難しいからであって、実現できるのであればそれに越したことはないわけです。

すでにT型人材の概念は相当程度浸透しており、今後はΠ型人材を目指す人が増えることでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事では、「WEB業界で求められる人材像 『T型』『Π型』人材」というテーマで述べてまいりました。

ムーアの法則(半導体の集積率は18か月で2倍になる)が端的に言い表しているように、技術の進歩は留まることがなく、WEB業界で要求される知識、スキルは右肩上がりで増加していきます。

だからこそ、自分なりの「知的教養プラン」を明確にし、大いに活躍してまいりたいですね。

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