こんにちは!内定者の増田哲知です。
皆さんはURLパラメータをご存知でしょうか?
URLの最後のほうにクエスチョンマークがついていることがあります。
これは広告の効果測定をするためには知っておきたい情報です。
グーグルアナリティクスなどのアクセス解析ツールでは、
特定のパラメータを付与して効果測定を行います。
今回はURLにパラメータをつける時のルール、間違いやすいポイントなど
URLパラメータについて基本的なことをご紹介します!

Contents
URLパラメータとは
URLパラメータとは、 サーバーに情報を送るために
URLに付け加えた付加情報の文字列のことです。
クエスチョンマークをURLの末尾に付けることで、パラメータ値の形式で
サーバーに送信するデータをURLに含めることができます。
例えば、WEBアプリなどを使うときは、URLの末尾に?を付けてから、
パラメータ名=パラメータ値というような形式で記述をします。
パラメータ値が複数あるときには、アンパサンド(&)で区切ります。
パラメータの種類
URLパラメータには、アクティブパラメータ、パッシブパラメータの二つの種類があります。
例えば、ネットショッピングでLサイズの洋服に絞って検索がしたいとします。
この時、Lサイズのみを表示するためのパラメータをアクティブパラメータと言います。
続いてパッシブパラメータとは簡単に言うと判別用のパラメータです。
ページの内容などは、変化しませんが任意のパラメータを付与することで
メルマガからなのか、自然訪問なのか、など判別することができます。
では一つずつ見ていきましょう。

アクティブパラメータ
アクティブパラメータでは、 指定した値によってページのコンテンツ内容が変化します。
実例をあげるとゾゾタウンでLサイズの洋服のみを表示すると
このような下記のようなURLが表示されます。
「http://zozo.jp/men-category/tops/?size=4”」
ここでは、 「size」 という洋服のサイズを指定する変数の名称が記載されます。
そして「4」 という数字で洋服のサイズが識別されています。
アクティブパラメータはこのように表示させる内容を変化するために使うことができます。

パッシブパラメータ
パッシブパラメータではコンテンツなどのページ内容が変化しません。
例えば、ミスターフュージョンのURLが以下になりますが、
https://mrfusion.co.jp
このURLに「/?abc=xyz」など適当なパラメータをつけます。
すると画面上では何事もなかったかのように表示されます。

このパラメータをパッシブパラメータと呼び、
つけておくとメルマガやット広告など、どこからページに
アクセスされたかが分かりやすくなります。
広告などの効果を測定するには欠かせないパラメータと言っても過言ではないでしょう。
別名「ダミーパラメータ」とも呼ばれています。
設定時に気を付けたい2つのポイント
URLに「?」は一つにする
ECサイトの商品ページにランディングさせる場合など、ランディングURL内に
既に「?」がついている場合があります。
その場合、広告用パラメータは「?」ではなく、「&」から始めましょう。
例:http://XXXX.co.jp/?id=00001&cid=xxx&yyy_zzz
URLに2つ以上「?」が入ってしまうと
ページが正常に動かない場合もあるので気を付けましょう。

URLの最後尾に設置する
ランディング時にページ内リンクにジャンプさせたい場合も注意が必要です。
ページ内リンクは、URLの最後尾に設置しないと動作しません。
例:http://XXXX.co.jp/?id=00001&cid=xxx&yyy_zzz#pagelink1
ちなみにページ内リンクの後にパラメータを設置した場合、
計測はされますがページ内リンクが作動しないので注意が必要です。
SEO対策とパラメータとの関係性
広告やページの動的制御には欠かせないパラメーターですが、
実際SEO対策とパラメータにはどのような関係があるのでしょうか?
グーグルはサイト内に重複したページが有るとネガティブコンテンツがあるとして
マイナス評価をページに付けます。
そうするとサイト全体のページ評価が下がり順位が思うように上昇しません。
その時に重複を起こしている原因の多くがパラメーターになります。

特に注意なのが ECサイトなどで「商品の並び順」などを変更した場合です。
順番が違うだけで情報は同じなのでかなりの数のページが生成されてしまいます。
この場合はHTML内に「no Index」というコードを入れます。
このコードを入れるとコードの入っているページは検索結果に表れなくなります。
すると、おのずとマイナス評価は減りページの評価も徐々に回復することが見込めるでしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回はURLパラメータについて簡単にご紹介させていただきました。
URLにパラメータをつけると、ユーザーがどのメディアからどのURLをクリックして
サイトへアクセスしたかなどが明確になり、より深くアクセス解析が可能となります。
作成した広告やメールマガジンからユーザーが訪れ、
更にそこから商品購入や会員登録などに繋がることもあります。
今回の記事を今後の施策に少しでも役立てていただければ幸いです。