ホームページ制作の流れとは?

1.はじめに

ウェブ制作をする上で全ての作業を自分一人でこなすというのは、なかなか現実的ではありません。しかし、作業を依頼するにしてもそもそものウェブ制作の全体像を理解し、一体どんな関係者がいるのかが分からなければ混乱してしまいます。

そこで、今回はウェブ制作の全体像ならびに、どんな人たちが関わっているのかをご紹介していきます。

2.要件定義と設計書作成

ではまず、ウェブ制作の全体像を見ていきましょう。ここからは、制作の全体を見渡し指示を出すディレクターになったつもりで記事を読み進めてください!

・サイト制作の目的/目標決めと要件定義
『ホームページ制作で気をつけること』(https://wp.me/p82TIu-1f8)でご紹介しましたが、まず初めにやることはサイト自体の目的・目標を決めることです。

 

その目的・目標に合わせてどのようなサイトを作っていくのか、どんな素材が必要なのか、サイト内の階層構造をどうするのかといった要素を決めていきます。

この最初の段階を要件定義と言います。

その後、納品に至るまでどんなステップがあるのかを明確にし、それぞれにどれくらい時間がかかるかを見越すことで、スケジュールを立てることが可能になります。

・設計書の作成
これがキチンと定まったら次に設計書の作成に取り掛かります。ワイヤーフレームという言い方をされることもありますが、要はホームページの骨組みです。家を建てる時も設計図を書くようにサイト制作でもこの作業は欠かせません。

3.デザインとコーディング

・デザイン作成
設計書が出来上がったらデザイン作成に移ります。家を建てるのになぞらえれば、外壁の色から屋根の色、玄関の色からキッチンの素材まで、ありとあらゆる目につく部分を決める、内装工事の作業になります。ちなみに、デザイン作成のツールとして、圧倒的な支持を得ているのは、Adobe社のPhotoshopです。

デザインは専門的な知識も必要なため、デザイナーさんに依頼することも多いかと思います。その際には、設計書の作成段階で明らかになったサイト制作に必要な写真などの素材は全てデータを渡すようにしましょう。

撮影が必要なのであれば、それも依頼する必要があります。

▼Photoshopについてより詳しく知りたい方はこちらへ
『ホームページ制作基本の“ん”「Photoshop」』
URL:https://wp.me/p82TIu-1f7

・コーディング
デザインが出来上がると次に行うのがコーディングという作業です。家を建てるのであれば、建築作業になります。窓の開き方やカーテンの開き方など細かいところまでを決めることになります。先ほど作ったデザインのホームページが実際にインターネット上で閲覧できる状態に組み立てていく作業です。

専門家に依頼をする場合には、コーダーと言われる人に頼むことになります。その際に使われる代表的な言語がHTML、CSSになります。

▼より詳しく知りたい方はこちらへ
『ホームページ制作基本の“き”「HTML」』
URL:https://wp.me/p82TIu-15r

『ホームページ制作基本の“ほ”「CSS」』
URL:https://wp.me/p82TIu-19U

細かく分ければさらに詳細に分けることもできますが、今回は全体像を把握することを目的としているので、このあたりで留めておきます。

4.ディレクターとしての役割

ここまで駆け足でサイト制作の流れを説明してきました。

「2.要件定義と設計書作成」の冒頭でディレクターのつもりで記事を読んでくださいとお願いをしましたが、この記事を読んでいる多くの方が恐らく全体を統括するディレクターとしての役割を担っていることと思います。

では、ディレクターとして意識するべきことは何なのか、この章では「ディレクターの業務」、「求められるもの」、「判断基準」の3つを紹介していきます。

・ディレクターの業務
ディレクターの業務は多岐にわたりますが、大別すると以下の3つです。

①スケジュール管理
これは全体を見渡しているディレクターにしかできない業務です。時には、納期が遅れそうな担当者に忠告を促すなど、厳しい監視の目が欠かせません。

②設計書作成
設計書作成はあくまでディレクターの仕事です。住宅建設でいけばこれからどういった家を建てるのか、野球の試合でいったらこれからどんな組み立てをして試合に勝つのか、そしてウェブサイトでいったらどんな構成にすれば商品が売れるのか、そんな全体を導く視点で設計書の作成に当たります。

③デザイナー、エンジニア、コーダーなどの完成品の確認
それぞれの専門家に依頼をしたのであれば、それが自分の思い描いていたものとマッチしているかを確認することが求められます。プロが作ったからOKではなく、必ずチェックを行い、必要ならば修正依頼を出します。

・求められるもの
①現場レベルでの広く浅い知識
ディレクターは制作受注者、デザイナー、コーダー、システムエンジニア、写真家などなどあらゆる人たちを巻き込みながら仕事をしていくことを求められます。

その道のプロとして活動をする人たちと同じレベルまで知識や経験があることは物理的に不可能ですが、ある程度の知識はないとそもそも会話になりません。

どのようなオーダーを出したらよいのかを考えると、必然的に広く浅い知識が求められるようになります。

②リスクを回避し、プロジェクトを推進する提案力
ディレクターとして最も気をつけたいのは、最終的な納期が遅れることです。日々変化が激しい現代において、1日の遅れは大損害になる可能性もあります。そのため、常にリスク管理をして、危険な要素がある場合には先回りしてその要素を回避していく能力が求められます。

また、その際には組織の構成員を動かす力も必要になってくるため、メンバーを引っ張っていく提案力も大切な要素です。

・判断基準
①リリース優先
先ずはサイトをリリースしなければ、お客様の目に留まることは一生ありません。表示金額が間違っていたり、誤字脱字があったりというのはまずいですが、最低限のクオリティーでもとにかく納期に間に合わせることを優先してプロジェクトを進めていきましょう。

②要望優先
ご自身の過去の経験からこういうサイトを作ったら良いという提案をすることは大切ですが、受注者からの要望がある場合には、先ずはやってみるという精神で作業をしてみてください。

ただし、その要望に対して全くの鵜吞みで進めていくのではなく、要望通りにするとこういうリスクも伴いますよ、というリスクヘッジも忘れずに!

③予算
あれも入れたい、こんな機能も付けたい、もっと派手にしたいなど、制作物を作る際に陥りがちなのは、とにかく大量に思いついたものを盛り込んでしまうということです。

予算が無限にあればそれも可能ですが、現実的にそれはありえませんし、サイトを見る側からしてもあれこれとテキトーにコンテンツを並べられても見にくくてしかたありません。

そうではなくて、予算の中でどうすれば、当初決めた目的・目標を達成できるかという視点で、迷ったら切り捨てる、説明が出来ないコンテンツははずすということを心がけてください。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

サイト制作の大まかな流れをつかむことが出来れば、あとはそれぞれの関係者と協力しながら作業を進めていけます。

サイト制作は決して一人でやるものではありません。あくまでも、困ったら周りに相談するというスタンスを崩さないように一つずつ丁寧に作業を進めていきましょう。

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