コトラーから学ぶ!マーケティングとは【後篇】

マーケティング

(この記事は二部構成です。今回の記事ではコトラー氏が提唱するマーケティングのの考え方を用いて、インターネットが普及した1990年代から現在に至るまで、マーケティングはどのような変化をしてきたかを追って解説して行きます。マーケティングの登場から1970年代のマーケティングの考え方について詳しく知りたい方は、『コトラーから学ぶ!マーケティングとは【前篇】』を御覧ください。)

今回はマーケティングが台頭した1900年代初頭から1970年代までのマーケティングに対するコトラーの考え方を説明した前回の続きからマーケティングについて説明していきたいと思います。

前回のおさらい

その前に、前回のおさらいを簡単にしていきます。

①19世紀初頭、蒸気機関の発達によって、大量生産が可能になり、その結果在庫を抱え、経営を圧迫しないために、「どうしたら全て売り切ることが出来るか」という考え方に至るようになった。これがマーケティングの始まりである。

②1900~1960年台までの『製品中心のマーケティング』をマーケティング1.0と呼ぶ。
これは、作れば商品が売れる時代の製品中心のマーケティングである。
コンセプトは『製品管理』であった。

③1970年代から、公害や添加物による健康障害、またオイルショックによる物価の高騰などで、商品を作れば売れる、という時代は終息し、市民が消費者としての権利を主張しだした。これを機にマーケティングは消費者の意志に沿うものとなっていった。

④消費者の意志が多く介在するようになった1970年代、『顧客中心のマーケティング』をマーケティング2.0と呼ぶ。
消費者の意思を無視できなくなり、売り切るために消費者の意見を取り上げるマーケティングである。
コンセプトは『顧客管理』であった。

これらのことを頭に入れておくと今回の記事は理解しやすいです。

 

それでは、説明していきます。

 

マーケティング3.0(価値主導のマーケティング)

マーケティング3.0は、1990~2000年代に始まった「価値主導のマーケティング」です。

1990年代の主な社会の動きとしては、第三次産業革命の一つのインターネットが普及した時代です。

インターネットが普及したことにおいて、与野中に起こった大きな変化、それは、

情報の一般開放、そして自由化です。

インターネットで遠くにいる人が簡単につながれるようになったことで、口コミはあっという間に広がり、距離の遠さによる情報の軋轢はほとんどなくなってしまいました。
そんな中、先進国においては、商品・サービスの性能はあって当たり前のものになってきていました。

そこで付加価値として、

「どんなコンセプトで作られた商品なのか」
「環境に対してどのような影響があるのか」

といった、商品以外の価値、主に情報で商品が買われるようになりました。

企業の価値として、「ある程度の性能を担保した商品を作成する」だけではなく、「社会や顧客にどのような付加価値を与えることができるか」が必要不可欠な状況になったといえます。

「この会社のものを買えば者じゃい貢献ができる」というブランド意識が重要になってきた世界の流れを受けて、世界中のマーケターがマーケティングの概念に社会的価値も含めるようになりました。

そこで、マーケティングの目的は、「社会や顧客と深くかかわる企業活動」に変化します。

コンセプトも『顧客管理』から『ブランド管理』にシフトしていきました。

これをマーケティング3.0と呼ぶようになりました。

マーケティング4.0(自己実現のマーケティング)

ここまでは、マーケティングの草分け期から近年に至るまでのマーケティングの考え方について紹介してきました。

では、現代、マーケティングにはどのような概念があるのでしょうか。

それは、コトラーが2014年に提唱した「自己実現のマーケティング」です。

モノや情報があふれるようになった現代では、自分の好きなことだけを追求することが出来るようになりました。その中で、最も自分の中で精神的価値を感じるものをえ選ぶようになりました。

つまり、自分が身に着けたいイメージ、それをまとうことが出来る商品を選んで買うようになったということです。

クリエイティブに思われたい人は、MacBookを選んで買いますし、健康志向の人は、CMで有名な健康志向の女優を起用している飲料を選んで買うでしょう。

選ぶ商品によって自分に付加価値をつける。

マーケティング4.0で考えるマーケティングの概念はそういった自己実現なのです。

マーケティング3.0より、ますますブランド価値が重要視される時代にこれからさらになっていきます。

そのために企業は、自社の商品に、精神的付加価値や、社会的付加価値をまとわせることは必須といえるでしょう。

いかがだったでしょうか。社会が発展し、生活が豊かになるにつれて、マーケティングは形を変えてきました。

これからもマーケティングは変わり続けます。

マーケティング5.0はいったいどんなものなのか。

それは、今社会を作り上げているあなた方にしかわかりえないのかもしれません。
社会に対して、世の中の動きを読む鼻が企業人には必要になるでしょう。

 

 

 

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