ホームページ制作で気をつけること

1.はじめに

ウェブサイトの制作を任されたはいいけど一体何から手を付ければ良いのか分からない。というのが正直なところかと思います。

そもそもサイト制作で初めにやるべきこととは?

制作をしていくためにどんなプロセスでサイト設計に着手すればよいの?

絶対に必要な情報って何なの?

そんな具合に疑問ばかり抱えていては、一番大切なお客様の情報を見失ってしまいます。あくまでサイト作りはお客様のために!

ではそんなサイト制作をするためには、一体何から始めれば良いのかを見ていきましょう。

2.目的の共有・サイト内ゴールの明確化

ホームページ制作で最も大切であり、最初に着手するべきことは何だと思いますか?

デザインのラフ案を作ること

競合調査をすること

関係者に声をかけること

もちろんそれらも大切ですが、まず取り組むべきは「サイトの目的・目標」を明確にすることです!

それもできるだけ詳細なところまで話が決まっていると、より方向性が定まった良いサイトを作ることができ、サイト制作の途中で迷うこともありません。商売の道理である、「誰に・何を・どう売るか」というフレーズに当てはまる対象が明確であればあるほど、困ったときに立ち返る基盤になります。

逆にここをしっかり決めておかないと、制作の途中で詰まったときにいちいち関係者に内容を確認しなければいけなかったり、キャッチコピーが思い浮かばなかったり、お客様を誘導するサイト上の施策でトンチンカンなことをしてしまったり、制作や運用をしていく中で方向性がブレてしまい、最悪の場合サイトの作り直しという悲惨なことになってしまいます。

ここで簡単な具体例を挙げてみます。

A社では、日本の文化を若い世代を中心に伝えることを目的とした検定試験を新事業として展開しようと考えています。では具体的に「誰に・何を・どう売るか」のフレーズに事象を当てはめていきましょう。

3.誰に売るか?

まずは誰に売るかを決めます。

ターゲットを絞る際には、「性別、年齢層、年収、居住地域、職業、家族構成、職場でのポジション」など目に見える判断材料としてのデモグラフィック属性、「生き方、考え、価値観、ライフスタイル、課題」といった目に見えない判断材料としてのサイコグラフィック属性を用います。

基本的には、商品の説明をした際に「それください!」とすぐに飛びつくような人がメインターゲットです。

前述のA社を例とすると、以下のようなターゲット例になります。

留学経験がある会社員3年目の日本の男性社会人。留学の際に日本のことを外国人に対して上手く伝えられない自分と比較して、自国の文化・歴史などを当たり前のように解説する外国人を見て、危機感を感じている。とは言え、教科書を使って堅苦しい勉強をするのは嫌。

※ちなみに、こちらの対象は空想ではなく実在の人物であることが前提です。

4.何を売るか?

「5.どう売るか?」にもつながりますが、商品を決める際にはターゲットとなるお客様にとって価値があるものを提供するようにしてください。当たり前のように思えて意外と抜けてしまうポイントです。

例えば、寿司屋でマグロが売れているのであれば、アンコウなどのようにあまり食べられないネタを、珍しさを売りに仕入れるのではなく、マグロを仕入れて売るはずです。ホームページでも考え方は全く一緒で、売れている商品があればその商品をお客様が求めているということですので、まずはそこから目を付けましょう。

あなたが売りたいものとお客様が欲しいものは必ずしも同等ではありません。

5.どう売るか?

そしてお客様と商品をつなぐポイントがこの「どう売るか?」です。

世の中に溢れている似たような商品の中から自分たちの商品を見つけ出してもらうには、打ち出し方を工夫しなければいけません。

ここでのポイントは商品の特性(ここでは、日本に詳しくなる、歴史が語れるようになる等)ではなく、価値(ここでは、職場での信頼を得られる、仕事の幅が広がる等)を伝えることです。

A社の場合の具体例としては、以下のようになります。

楽しみながら検定試験に向けて勉強をするだけで、「日本の文化・歴史について詳しくなり、外国人に対面する際の余裕が生まれ、結果的に職場での信頼を得られるようになる」または、「歴史や文化に詳しい経営者を前にしても動じずに、対等な立場で会話ができるようになって仕事の幅を広げられる」

ここまで紹介してきた3つのフレーズを”鉄アレイモデル”と呼びますので、ぜひサイト制作の最初に行うべきステップとして覚えておいてください。

こうしてコンセプトが固まることで、何のためにサイトを作るのかがはっきりします。

ここでは仮に、「日本の文化・歴史を語れないことに危機感を抱いている日本人に対して、勉強を通して日本について自然と語れるようになり、職場での可能性を広げることができる検定試験をアピールし、受講する人を増やすためにサイトを作る」という目的で、目標としては「サイトを介して検定試験を受講する人が毎月10名になる」といったことがあげられるでしょう。

この鉄アレイモデルを構築する際には決して一人で悩まず、関係者を巻き込むことを意識してください。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか?

最初からこんなに大変なの?と思われた方がいるかもしれませんが、何事も初めが肝心です。

むしろ最初にきちんとコンセプトを固められれば、その後の作業はディレクターとして制作作業が滞っていないかを管理するだけになりますので、楽になります。

自転車をこぐ時もこぎ始めは辛いですが、それを過ぎれば楽になるのと同じように、サイト制作でも初めの一歩を大切にしてみてください!

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