こんにちは、WEBマーケティング事業部の片岡です。

今回は、「AdWords動的ディスプレイ広告(動的リマーケティング・データフィード広告)の設定方法」について解説していきます。

AdWords動的ディスプレイ広告とは

従来のバナーやテキスト広告のように、あらゆるターゲットユーザに同一の広告を配信するのではなく、そのユーザの行動履歴(典型的にはページの閲覧履歴)に基づいて、広告の内容を変化させる広告のことです。

通販サイトや、ホテル、求人、旅行のサイトなど、サイト内に多くの異なる商品・サービスをもつサイトにおいて、ユーザの再訪問を促すために非常に効果的です。

通常、サイトの訪問履歴をもつユーザがターゲットとなるため、動的リマーケティング(AdWords以外の媒体においては、動的リターゲティング、ダイナミックリターゲティングなど)とも呼ばれます。

また、この種の広告においては、商品やサービスのリスト(データフィード)をAdWordsないしその他の媒体に提供する必要があるため、データフィード広告とも呼ばれます。

※但し、一般的にデータフィード広告という場合、AdWordsのショッピング広告(旧・商品リスト広告)なども含みます。 

動的ディスプレイ広告の仕様は媒体によって様々ですが、単に閲覧履歴のある商品を表示するのみでなく、蓄積されたデータを元に、そのユーザが興味を持つ可能性の高い商品を推定して表示するなど、その技術は急速に進化しています。

AdWords以外の代表的なものとして、Criteo(クリテオ)、MicroAd Blade(マイクロアド)などがあります。

動的ディスプレイ広告の仕組み

前述の通り、動的ディスプレイ広告は、まず、商品やサービスのリスト(データフィード)をGoogleに提供する必要があります。

その上で、サイトの各商品やサービスのページに、動的ディスプレイ広告用のリマーケティングタグを設置します。

このタグは全ページ共通のものではなく、ページごとに、掲載されている商品のIDなどが記入されたものです。

ユーザーがこれらのページにアクセスすると、そのユーザの端末(Cookie)に、閲覧した商品の情報(IDなど)が記録されていきます。

そして、その状態で広告配信対象となるサイト(Googleでいえば、AdSenseが貼られたサイト)にユーザがアクセスすると、AdSenseのタグがその閲覧記録を読み取り、そのユーザに最適な商品を解析して、表示させる、という仕組みです(※ざっくり言えではありますが)。

通販以外でも動的ディスプレイ広告は配信可能

前提として、通販サイトや、ホテル、求人、旅行のサイトなどのように、同種の商品やサービスが、多数掲載されているようなサイト構造になっている必要があります。

通販サイトであっても、商品数が数種類しかないようなサイトでは、掲載はできても効果は得にくくなります。

逆に通販サイト(決済機能をもつサイト)でなくとも、上記のような形態のサイトであれば、一部業種の制限はありますが、基本的に動的ディスプレイ広告の配信は可能です。

動的ディスプレイ広告を配信するまでの手順

ここでは、各画面の詳細な操作方法等は割愛し、動的ディスプレイ広告を配信するための大まかな手順をご説明します。

1、商品のリストアップ

まずは、サイトに掲載されている商品・サービスのリストを作成します。

この際、ひとつひとつの商品やサービスに、固有のIDを割り振る必要があります。

通常、前述のようなサイトの場合、ページをシステムによって動的に作っている場合が多いため、リストアップ作業を行わなくとも、サイトの管理画面やデータベースから、リストを取り出すことができる(かつ、IDも既に採番されている)ケースが殆どでしょう。

(もし静的に構築されているサイトであれば、手でリストを作成するしかありません)

2、動的ディスプレイ広告のタグを設置

タグ自体はAdWordsの管理画面から取得できますが、タグの中に、商品ページごとに異なるIDなどを記入する必要があります。

こちらも、システムで構築されているサイトであれば、1ページずつ手作業でタグを貼るようなことをしなくても、システムにタグを組み込むことで実現できます。

(もし静的に構築されているサイトであれば、こちらも手作業で行うしかありません)

3、データフィードをAdWordsに登録

 

商品やサービスのリスト(データフィード)の登録方法は、通販サイトと、通販以外のサイトで異なります。

通販サイトの場合は、Google Marchant Centerに登録を行い、商品のリストをCSVなどでアップロードします。

通販サイト以外の場合は、AdWordsの管理画面から、直接CSV等の形式でデータをアップロードします。

なお、Google Marchant Centerを使用する場合、ショッピング広告や、Googleの自然検索(ショッピングサーチ)にも掲載されるなどのメリットがあります。

このリスト(データフィード)には、主に以下のような項目を含める必要があります。

■通販サイトの場合

・商品ID

・商品名

・商品説明

・URL

・画像URL

・在庫の有無

・価格

・商品カテゴリ

・Google商品カテゴリ※

・ブランド(原則必須だが例外あり)

・製品番号(原則必須だが例外あり)

・新品or中古

・送料

その他、商品の種類によって、必要な項目は変化します。

少々厄介なのはGoogle商品カテゴリで、Googleが用意したカテゴリのリストの中から、該当するカテゴリを、商品を割り当てる必要があります。

■不動産の場合

・物件ID

・物件名

・URL

・画像URL(推奨)

・市町村名(任意)

・説明文(推奨)

・価格(推奨)

など

■求人の場合

・求人ID

・求人名

・URL

・画像(推奨)

・説明文(推奨)

・給与(推奨)

など

参考:

AdWordsヘルプ 動的ディスプレイ広告のフィードを作成する

https://support.google.com/adwords/answer/6053288?hl=ja

ヘルプに具体的な記載があるのは、教育、フライト、ホテル、賃貸物件、求人、不動産、小売、旅行等のみですが、これ以外の場合でも「カスタムフィード」を作成、アップロードすることによって、動的ディスプレイ広告の配信が可能です。

基本的には既定の業種と同様、ID、名称、URLが必須で、その他、画像URLや価格、カテゴリなどを含めることができます。

つまり、IDと名称とURLのリストさえ作れば配信は可能なのですが、画像が重要であるのはもちろんのこと、価格やカテゴリなどを登録しておくと、それを、広告内に表示させることができます。

4、AdWordsにキャンペーン・広告を追加

・動的リマーケティングタイプのキャンペーンを作成

・キャンペーンにデータフィード(ビジネスデータ)を紐付け

・動的ディスプレイ広告を作成

の3ステップです。

詳細な手順は、AdWordsヘルプで確認できます。

参考:

AdWordsヘルプ 動的リマーケティング キャンペーンを初めて作成する

https://support.google.com/adwords/answer/6287125?hl=ja

AdWordsヘルプ 動的ディスプレイ広告を作成する

https://support.google.com/adwords/answer/3265299?hl=ja

5、データフィードの更新

動的ディスプレイ広告の運用において、最も重要で、かつ手間がかかるのは、データフィードの更新です。

在庫切れの商品や、終了した求人、売約済の物件がいつまでも広告に掲載されていては、広告費の無駄遣いです。

一方、サイトに新商品が追加されたり、値下げされたりしているのに、それが広告に反映されないと、機会損失に繋がります。

そのため、登録したデータフィードは、定期的に更新する必要があります。

とはいえ、毎回CSVでデータを更新するのは非常に手間がかかります。

(1) Googleスプレッドシートを利用する

Google Marchant Centerを利用する場合であっても、管理画面のビジネスデータを利用する場合であっても、Googleスプレッドシートにリスト(データフィード)を作成し、自動で定期的に取り込むことができます。

商品やサービスの更新が比較的少ない場合は、この方法が管理しやすいでしょう。

関数やExcelのマクロを利用して、更新を効率化することもできます。

(2) クローリングツールを使う

サイト内を自動で巡回し、商品等のデータを取得して、CSV等に出力してくれるサービスがあります。

但し、ほとんどの場合、有償です。

(3) システムで解決

Google Marchant Centerを利用している場合、サイトのシステムから、XML等で商品データを出力する機能を構築し、それを自動で取り込むことで、更新を自動化できます。

一部のASP型のショッピングカート(Future Shop 2など)には、この機能が標準搭載されていますが、そうでない場合には、システム開発が必要です。

Google Marchant Centerを利用できない、つまり通販以外の業種になると、完全に自動化するためには、AdWords APIを用いた開発が必要になるため、より開発の難易度(つまり開発コスト)が上がります。

少々導入のハードルが高い動的ディスプレイ広告ですが、うまく運用すれば効果は絶大ですので、積極的にチャレンジすることをオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、「AdWords動的ディスプレイ広告(動的リマーケティング・データフィード広告)の設定方法」について解説しました。

ぜひ、今回の記事を参考にAdWords動的ディスプレイ広告にチャレンジしてみてください!

参考になったらシェアをお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です