ジオターゲティング広告とは?【地理情報からのマーケティング】

はじめに

こんにちは、内定者の浅羽です。皆さんは、ジオターゲティングやジオコーディングといった言葉をご存知でしょうか。それぞれ、マーケティングにおいて、近頃注目されてきている手段の一つです。今回は、ジオターゲティングとジオコーディングについて、その定義と活用方法をお伝えします。

1. ジオターゲティングとは

ジオターゲティングとは、アクセス中の携帯電話の基地局やインターネットのIPアドレスなどといったネットワーク・通信上の利用者情報から、利用者の地理上の位置を特定・推定する技術のことです。「地域特定技術」と訳されることもあります。
ジオターゲティングを利用すれば、顧客の住んでいる場所や行動範囲を特定し、地域を絞って、それに特化した広告を配信することができます。サービスには様々な規模のものがあり、国や地域などを大まかに特定するものから、市町村や郵便番号などの詳細な居住地域を特定するサービスまで存在します。

2. ジオターゲティング広告のやり方

ジオターゲティングを活用して作る広告のことを、ジオターゲティング広告といいます。
ジオターゲティング広告サービスには、乗り換え案内サービス「駅すぱあと」のユーザーの移動予測データを活用したサービスを展開するAdgramや、日常的に買い物に行く行動範囲や閲覧している店舗のカテゴリを分析し、買い物意欲の高い主婦を効率的にターゲティングするShufoo! Audience Targeting Ad、位置情報だけではなく、利用した施設・鉄道などから生活習慣や興味関心を推定するGeoLogic Adなど様々なものがあります。

ジオターゲティング広告の実際の成功事例としては、Shufoo! Audience Targeting Adというサービスを使った、株式会社イトーヨーカ堂が挙げられます。
株式会社イトーヨーカ堂では、「ハッピーデー」キャンペーンの告知で動画広告を配信しました。その際、1都3県にある各店舗の商圏5Km内の買い物行動客のうち、スーパー・ドラッグストアのチラシの閲覧者をターゲットとして選出しました。
1都3県の25~49歳のすべての女性ユーザーに配信した時と比べて、動画再生完了率は1.6倍、キャンペーンページへのCTRは1.9倍と高い反応が得られました。
この用に、ジオターゲティングを有効活用することで現状よりも高い成果を出すことが可能になります。

3. ジオコーディングとは

ジオコーディングとは、住所や地名、駅名などの地理的情報を、緯度・経度の座標値に変換する技術のことです。日常生活で使用している、場所を示すキーワードを用いて地図上の場所を特定することができるため、地図データの利用効率を向上させることができます。
ジオコーディングを行うためのソフトウェアやWebサービスは「ジオコーダ」と呼ばれます。ジオコーディングをサポートしているサービスの代表例としては、Googleが公開している「Google Maps API」があり、Google Maps APIは、2006年半ばに日本語対応版が公開されています。

4. ジオコーディングのやり方

ここでは実際に始めやすい、Twitterでのジオコーディングの事例を見ていきたいと思います。

モバイルからの利用が中心のTwitterは、通勤の電車やバスで積極的に使われており、ジオコーディング向きのSNSといえます。ただし、位置情報をTwitterで活用する場合は、位置だけでなく、そこで発せられるツイートの中身が重要だということを念頭に置いておく必要があります。
これまで位置情報といえば、ユーザーの位置を示すものだと考えられていましたが、ツイートに含まれるテキストや画像、映像等に着目することで、ユーザーをより深く理解することができます。
Twitterで場所名を検索しても、関係のないツイートがヒットすることも多く、必要な情報の入ったツイートは見つけにくくなっています。しかし、目的の場所を示すジオコード(地理的情報)とあわせて検索することで、施設付近にいる人のツイートに絞って検索することができるのです。
具体的には、Twitterの検索窓で次のように入力をします。ジオコードは「Geocoding」やGoogleマップなどのサービスで調べることができます。
Twitterのジオコード検索例
基本構成:geocode:緯度経度,半径
○○(場所名) 半径100mのツイートを検索:○○ geocode:35.670239,139.764515,0.1km
こうすることで、リアルタイムで施設の付近にいる人のツイートのみを表示させることができます。

5. ジオターゲティング、ジオコーディングを上手に活用するには

ジオターゲティング、ジオコーディングの分析対象は、「今そこにいる人」と「過去そこにいた人(フットプリント)」という2つに分けることができますが、後者をベースとすることを推奨します。
「今そこにいる人」の情報は、リアルタイムでの情報に役立てることができます。「過去そこにいた人」は、蓄積されたデータから、その人の行動範囲や生活スタイルを分析することができます。そして、そこからユーザーを予測してマーケティング戦略を立てていくことも可能になるのです。

また、現在の技術では地域を完全に割り出すことは難しく、大まかな地域の特定は高い精度で可能ですが、地域を細かく知ろうとすればするほど精度が落ちてしまう、という点にも留意していただきたいです。今後、ジオコーディングが正確になるほど、ジオターゲティングを活用したマーケティングは増えて来ると考えられます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
まだ課題のある側面もありますが、ジオターゲティングとジオコーディングを活用したマーケティングは、今後より注目され、精度も上がっていくものだと思います。どのように活用していくか、是非一度ご検討ください

参考になったらシェアをお願いします!